中国で段階的に海外旅行が再開される中、日本の大手旅行会社などは、中国人観光客を呼び込もうと、中国最大の経済都市 上海で日本の観光地や文化を紹介する催しを開きました。
日本の大手旅行会社などで作る団体と上海の日本総領事館が4日に現地で開いた催しでは、空手など日本の文化を紹介したほか、日本の自治体や企業がブースを構え、それぞれの観光地や商品をアピールしていました。
新型コロナウイルスの感染拡大前、中国からの旅行者は日本の外国人旅行者の3割を占めていましたが、日本政府観光局によりますと、去年は感染拡大前の2019年と比べて2%以下にまで落ち込んだということです。
中国からの旅行者は日本のインバウンド需要を左右するとみられ、中国政府が一部の国を対象に団体旅行の解禁を発表するなど段階的に海外旅行を再開させる中、日本への団体旅行がいつ解禁されるか関心が高まっています。
会場を訪れた30代の女性は「日本を旅行するのが好きです。東京や大阪、北海道はよく知っているので、比較的知られていない地方に関心があります。日本への航空便はまだ少ないので、ことし増えたら日本に行きたいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB