日産自動車とルノーは、両社の出資比率を対等な立場に見直すなど、新たな提携についてそれぞれの取締役会で決議し、一連の交渉が正式に合意しました。
ルノーが設立するEVの新会社に日産が出資することや、インドと中南米での協業なども盛り込まれ、両社の関係は新たな段階に移ります。
新たな提携では、これまでの資本提携でルノーが保有してきた日産の株式を43%から日産側と同じ15%に引き下げ対等な立場に見直します。
この見直しにあわせてルノー側は、EVの新会社への日産の出資を求めていましたが、これについては「最大で15%を出資する意向」だとしています。
さらに、新たな協業として今後、成長が見込めるインドや中南米のほか、ヨーロッパで協業を進める方針です。
両社は日本時間の6日夕方、イギリスのロンドンで共同で記者会見を開き、合意内容について説明することにしています。
日産の経営危機をきっかけに、20年余りにわたって続いてきたルノーに有利な資本関係が見直されることになり、両社の関係は新たな段階に移ります。
-- NHK NEWS WEB