都内の介護サービス会社の社長が3年前に行方不明となり、監禁致死などの疑いで13人が逮捕された事件で、5000万円から1億円という多額の報酬を受け取る条件で誘いを受けた暴力団員らが実行犯となり、会社を乗っ取る目的で社長を連れ去ったと見られることが捜査関係者への取材でわかりました。
この事件は東京・台東区の介護サービス会社の社長、金子竜也さん(当時48)が、3年前に行方不明となり、元暴力団員の廣瀬慶太容疑者(49)ら13人が監禁致死などの疑いで逮捕されたものです。
その後の捜査関係者への取材で、金子社長と金銭トラブルになっていた廣瀬容疑者が、会社の乗っ取りを目的に連れ去りを計画したうえで、5000万円から1億円という多額の報酬を受け取る条件で誘いを受けた暴力団員らが実行犯として社長を連れ去ったと見られることが、新たにわかりました。
ところが連れ去られた金子社長がまもなく死亡したと見られることなどから、会社の乗っ取り計画は失敗に終わり、報酬も支払われなかったと見られています。その後、元暴力団員らは事件が発覚しないよう遺体を燃やして遺棄したと見られていて、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB