飲料大手の「コカ・コーラ ボトラーズジャパン」は、缶入りの「コカ・コーラ」をことし5月から値上げすることを決めました。
税抜きの希望小売価格の引き上げは、1998年以来25年ぶりです。
350ミリリットルの缶入りのコカ・コーラは、税抜きで現在の115円から10円値上げされ、125円になります。
このほか、
▽缶コーヒーは10円から25円の値上げ、
▽1.5リットルと2リットルの大型ペットボトル入りの炭酸飲料やお茶は、10円値上げされます。
さらに、
▽紙パックの商品なども値上げされ、今回の値上げの対象は合わせて75品目に上ります。
消費税率の引き上げの際に自動販売機などの税込みの販売価格は値上げしていますが、缶入りの「コカ・コーラ」の税抜きの希望小売価格の引き上げは、1998年以来、25年ぶりとなります。
いずれもことし5月1日の出荷分から改定され、引き上げ率は希望小売価格で3%から22%になるということです。
値上げの理由について、会社では原材料や資材、エネルギーの価格の高騰などでコストが上昇する中、企業努力だけで吸収するのは難しいとしています。
-- NHK NEWS WEB