低い水準が続いている住宅ローンの金利について三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行は、1日から適用される10年固定の金利を1年2か月ぶりに1%台まで引き上げることになりました。
このうち三菱東京UFJ銀行は、1日から適用される4月分の10年固定の住宅ローンの金利について、最も優遇する場合で3月の年0.55%から1.05%に引き上げます。また、三井住友銀行も年0.8%から1.05%に引き上げます。
両行が、このタイプの住宅ローン金利を1%台とするのは、日銀のマイナス金利政策が導入された去年2月以来、1年2か月ぶりとなります。
さらに、みずほ銀行も年0.85%から0.9%に引き上げます。
これは、銀行が住宅ローンの金利を決める際の参考としている長期金利が上昇傾向にあることや、顧客からの申し込みが増える2月から3月にかけて金利を抑えていたことなどがあります。
一方、同じ大手銀行でも、三井住友信託銀行は年0.55%、りそな銀行は年0.95%とそれぞれ据え置くことを決め、対応が分かれる形となっています。
-- NHK NEWS WEB