去年12月、埼玉県飯能市で夫婦と長女の3人を殺害した疑いが持たれている40歳の容疑者について、検察は刑事責任能力を調べるため、13日から4か月間、鑑定留置を行うことを明らかにしました。
去年12月25日、飯能市美杉台の住宅の敷地で、この家に住む夫のビショップ・ウィリアム・ロス・ジュニアさん(69)と妻の森田泉さん(68)、帰省していた会社員の長女、森田ソフィアナ恵さん(32)が殺害されました。
この事件で、近所に住む無職、斎藤淳容疑者(40)は3人を殺害した疑いが持たれています。
警察によりますと、調べに対し「私は犯人ではありません」などと容疑を否認したうえで、事件については話そうとしないということです。
さいたま地方検察庁は斎藤容疑者の当時の精神状態を詳しく調べるため、鑑定留置を13日から行うことを明らかにしました。
期間は6月13日までの4か月間の予定で、検察は専門家による精神鑑定の結果などを踏まえて刑事責任を問えるかどうか判断するものとみられます。
-- NHK NEWS WEB