広島県の江田島沖で宙に浮かんでいるような、珍しい巨大船を見ることができます。
この船は、洋上風力発電の施設を設置するための作業船で、建設大手「清水建設」が発注し、呉市の造船所が建造しました。
船の大きさは全長142メートル、幅50メートルと洋上風力発電の作業船としては世界最大規模で、4本の脚があり、作業をする時には波に左右されないように脚を海底につけて、船体を海面の上にジャッキアップさせます。
最大で水深65メートルの海域まで作業できるということです。
今月はじめから江田島市江田島町小用の沿岸で操縦訓練が行われていて、14日は午前10時ごろから脚を海底に向けて下ろし、午後4時半ごろからジャッキアップを始めました。
およそ5分ほどで船体が海面から4メートルほどの高さまで持ち上がっていました。
-- NHK NEWS WEB