インド大手の航空会社エア・インディアは、ヨーロッパのエアバスとアメリカのボーイングから、合わせて470機の航空機を購入することで合意したと発表しました。地元メディアは、契約総額が日本円で10兆円を超え、民間の航空史上最大規模の取り引きになると報じています。
インドのモディ首相は14日、フランスのマクロン大統領とオンライン形式で会談し、エア・インディアが、ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスから、A350型機など250機の航空機を購入することで合意したことを明らかにしました。
また、モディ首相は、アメリカのバイデン大統領とも電話で会談し、ボーイングから、737MAXなど220機の航空機を購入することでも合意しました。
この航空会社は、合わせて470機の航空機を購入する契約を結び、インドの地元メディアは、契約総額は800億ドル、日本円で10兆円を超え、民間の航空史上最大規模の取り引きになると報じています。
日本のおよそ9倍の国土を持つインドは、ことし中には中国を上回り、世界で最も人口が多くなるとみられています。
今後も高い経済成長が見込まれるため、大量の航空機が必要になるとの判断があったものとみられています。
-- NHK NEWS WEB