大手自動車メーカーのエアバッグの偽造品を所持したなどとして逮捕された中古車販売会社の社員らが、偽造品を海外に輸出しようとしたとして関税法違反などの疑いで再逮捕されました。
警視庁は、海外の通販サイトを利用しておよそ40か国に不正に輸出していたとみて捜査しています。
再逮捕されたのは、中古車販売会社社員のイスラール・ミアン・アリ容疑者(36)らいずれもパキスタン国籍の4人です。
警視庁によりますと去年11月ごろ、日本の大手自動車メーカーのエアバッグの偽造品など12個をアメリカに輸出しようとしたなどとして関税法違反などの疑いがもたれています。
社員らは先月、群馬県内の倉庫で大手自動車メーカーのエアバッグの偽造品を販売目的で所持したなどとして商標法違反の疑いで逮捕されていました。
その後の警視庁の調べで、社員らがインターネットのサイトを通じて国内のほか海外でも偽造品を販売しようとしていた疑いがあることが分かったということです。
偽造品は、主に中国から輸入したエンブレムなどの部品を使って国内で組み立てていたとみられていて、警視庁は海外の通販サイトを利用しておよそ40か国に不正に輸出していたとみて捜査しています。
警視庁は、捜査に支障があるとして4人の認否を明らかにしていません。
-- NHK NEWS WEB