今年度(平成28年度)の最後の取り引きとなった31日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は1万8909円と、この1年間で2000円以上、率にして12%値上がりし、2年ぶりに上昇しました。
31日の東京株式市場は、午後に入って売り注文が広がり、日経平均株価の終値は、30日より153円96銭安い、1万8909円26銭となりました。ただ、1年前と比べると、2150円余り、率にして12%余り値上がりし、2年ぶりに上昇しました。
また、東証株価指数=トピックスも、1512.60と、同じく12%余り上昇しました。昨年度末と比べ株価が上昇したのは、去年の秋以降、アメリカのトランプ大統領の経済政策への期待を背景に世界的に株高の展開になったことや、円安ドル高が進んだことで輸出企業などの業績が改善し、海外の投資家が日本株を買う動きが広がったためです。
また、31日の終値を基に計算した東証1部に上場する企業全体の時価総額は、558兆6106億円で1年前より58兆円余り増えました。上場している企業の数が増えていることもありますが、年度末の時価総額として過去最大を更新しました。
-- NHK NEWS WEB