「現金を支払わないと裁判になる」などといううその電話で東京都内の高齢の男性から数百万円をだまし取ろうとしたとして、暴力団員ら2人が逮捕されたことが捜査関係者への取材でわかりました。
現金は都内の空き部屋に送らせようとしていたということで、警視庁は2人が同様の手口で金をだまし取っていたとみて調べています。
逮捕されたのは極東会系の暴力団員、山本裕二容疑者と不動産会社社員、菊池元気容疑者の2人です。
捜査関係者によりますと、おととし12月ごろ、東京 昭島市に住む高齢の男性に「民事訴訟に対応するための保険料がいる。現金を支払わないと裁判になる」などとうその電話をかけて数百万円をだまし取ろうとしたとして詐欺未遂の疑いが持たれています。
現金は都内の空き部屋に宅配便で送らせようとしていたとみられ、男性から相談を受けた警視庁が受け取りに現れた別の容疑者を逮捕して捜査した結果、2人が関わった疑いがあることがわかったということです。
社員が仕事で知った空き部屋の情報を悪用していたとみられるということです。
警視庁は、2人が同様の手口で金をだまし取っていたとみて調べています。
-- NHK NEWS WEB