去年1年間に全国で発売された新築マンションの平均価格は5121万円と、6年連続で過去最高を更新したことが分かりました。民間の調査会社は、利便性の高い人気エリアでのマンションの発売や資材価格の高騰などを背景に価格の上昇が続いているとしています。
民間の調査会社「不動産経済研究所」によりますと、去年1年間に全国で発売された新築マンションの1戸当たりの平均価格は5121万円でした。
前の年より0.1%上昇して、6年連続で過去最高を更新しました。
地域別に見ると、首都圏は6288万円と過去最高だった前の年より0.4%上昇したほか、近畿圏は4635万円と前の年より1.6%上昇し、1991年以来31年ぶりの高い水準です。
一方、去年1年間に全国で発売された新築マンションの戸数は7万2967戸と、前の年より5.9%減りました。
調査を行った「不動産経済研究所」は「利便性の高い人気のエリアで新築マンションを発売する動きが進んだことや、資材価格の高騰などを背景に価格の上昇が続いている。首都圏などでは再開発事業に伴って新築マンションの建設が相次いでいて、平均価格はことしも上昇するとみている」としています。
-- NHK NEWS WEB