太陽光発電の工事の着手金の名目で、宇都宮市の会社から300万円をだまし取ったとして、東京のエネルギー関連会社の元取締役が、警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、東京 新宿区のエネルギー関連会社の元取締役、鈴木晃容疑者(52)です。
警視庁によりますと、元取締役は3年前の2月、茨城県の山林を購入して太陽光発電の設備を設置するよう、宇都宮市にある会社に持ちかけ、工事の着手金名目で300万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
「太陽光で発電した電気を売ればもうかる」などと言って、工事を勧めていたということですが、会社では太陽光発電の設備の設置事業は行っていなかったということです。
警視庁は、元取締役が同様の手口で、関東を中心におよそ30の会社にうその事業を持ちかけ、およそ5億円をだまし取っていたとみて調べています。
警視庁は、元取締役の認否を明らかにしていません。
-- NHK NEWS WEB