家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる1月の消費者物価指数は、天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が、去年の同じ月より4.2%上昇しました。
4.2%の上昇率は、1981年9月以来、41年4か月ぶりの水準です。
総務省によりますと、1月の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた指数が2020年の平均を100として、去年1月の100.1から104.3に上昇しました。
上昇率は4.2%となり、第2次オイルショックの影響が続いていた1981年9月以来、41年4か月ぶりの水準です。
主な要因は食料品の相次ぐ値上げで、具体的には、
▽「食用油」が31.7%、
▽外食の「ハンバーガー」が17.9%、
▽「ポテトチップス」が16.1%、
▽「食パン」が11.5%、
▽国産の「豚肉」と「牛乳」が10%、
▽「からあげ」が9.9%それぞれ上昇しています。
また、エネルギーをみると、
▽「ガス代」が24.3%、
▽「電気代」が20.2%上がりました。
このほか、
▽「携帯電話機」が21.7%、
▽「ペットトイレ用品」が20.5%上昇しています。
総務省は「2月は食料品の値上げが相次いでいる一方で、政府による電気料金とガス料金の負担軽減対策の効果が出てくるので上昇率はいったん鈍化するとみている。ただ、食料品などで値上げの動きが続いているうえに電力会社は電気料金の値上げを申請しているので、引き続き、物価の動向を注視していきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB