静岡県沼津市の自宅に33歳の知人女性の遺体を遺棄した疑いで逮捕された31歳の会社員が、調べに対して「頭を鈍器で殴り、コードで首を絞めて殺した」などと、殺害についても認める供述をしていることが捜査関係者への取材で新たにわかりました。
沼津市真砂町の会社員 土屋勇貴容疑者(31)は、今月21日、磐田市の会社員 伊藤亜佑美さん(33)の遺体を自宅に遺棄したとして、死体遺棄の疑いで逮捕され、24日、身柄を静岡地方検察庁浜松支部に送られました。
これまでの捜査で、遺体は切断された状態でベランダや容疑者の車の中から見つかっていますが、調べに対し、容疑者が死体遺棄の容疑を認めたうえで「頭を鈍器で殴り、コードで首を絞めて殺した」などと、殺害についても認める供述をしていることが捜査関係者への取材で新たにわかりました。
警察が24日、遺体を詳しく調べた結果、女性の死因は供述どおり鈍器のようなもので頭を殴られたことによるくも膜下出血に加え、首を圧迫されたことによる窒息の疑いもあることがわかったということです。
また、女性が死亡したのは行方が分からなくなった今月21日と推定されるということです。
警察は、容疑者が女性を殺害したあとで遺体を遺棄したとみて、事件のいきさつをさらに詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB