国内の主な自動車メーカーの先月の生産台数は、半導体不足や中国での生産が旧正月に合わせた連休の影響で大きく落ち込んだことから、8社のうち5社で去年の同じ月を下回りました。
各社が27日に発表した先月の国内外の生産台数は、いずれも去年の同じ月と比べて
▽日産自動車が25%減ったほか
▽SUBARUが22%
▽ホンダが21%
▽三菱自動車工業とマツダが6%
それぞれ減少しました。
これは半導体不足の影響に加え、中国での生産が新型コロナの感染拡大や春節に合わせた連休で企業活動が停滞したことによって、去年に比べ大きく落ち込んだためです。
一方、
▽トヨタ自動車の生産台数は68万9090台と、去年の同じ時期より8%増えました。
中国での生産は前の年を下回ったものの、半導体不足の影響で国内外の工場で稼働停止が相次ぎ生産が大きく落ち込んだ去年と比べると、全体としては状況が改善したためだとしています。
このほか、
▽スズキと
▽ダイハツ工業の生産台数も前の年を上回りました。
半導体不足の影響をめぐっては、今月も一部のメーカーで国内工場の一時的な稼働停止を余儀なくされていて、不安定な生産状況が長期化しています。
-- NHK NEWS WEB