新型コロナウイルスのオミクロン株のうち、「BA.5」に対応するファイザーのワクチンについて、厚生労働省の専門家による部会は5歳から11歳の子どもも接種の対象に加えることを了承しました。
オミクロン株の「BA.5」に対応するファイザーのワクチンは12歳以上を対象に3回目以降の追加接種に使用されていますが、去年10月、5歳から11歳も対象に加えるようファイザーが厚生労働省に申請を出していました。
27日、開かれた厚生労働省の専門家による部会では、12歳以上への接種で発症予防効果が確認されていて有効性が期待できるほか、安全性についても影響を及ぼす可能性は低いと考えられるとして、5歳から11歳についても対象に加えることが了承されました。
国内で5歳から11歳がオミクロン株対応ワクチンの対象となるのは初めてです。
ワクチンに含まれる有効成分の量は12歳以上向けのワクチンの3分の1となる予定で、厚生労働省は今後、無料で受けられる公的接種に位置づけた上で、3月上旬から、接種が始まる見通しです。
また27日の部会ではアメリカの製薬会社、ノババックスのワクチンの3回目以降の接種について、18歳以上となっていた対象年齢を12歳以上に引き下げることも了承されました。
-- NHK NEWS WEB