2月28日夕方、宮城県岩沼市で廃棄物処理会社が自衛隊から引き取った使用済みの砲弾の廃棄処理をしていた際、砲弾が破裂しました。
けが人はいないということで、警察が原因などを詳しく調べています。
2月28日午後4時半ごろ、岩沼市下野郷にある廃棄物処理会社「北陽」で、自衛隊から引き取った使用済みの砲弾の廃棄処理をしていた際、突然、破裂しました。
警察によりますと、発生のおよそ1時間後に「破裂音がした」などと近くにあるアパートの管理会社の関係者から警察に相談があって発覚したということで、けがをした人はいませんでした。
砲弾は長さ30センチ、直径6センチの円柱状で、この会社が自衛隊から引き取り、作業員がガスバーナーを使って細かくしていたということです。
警察が周辺を調べたところ、会社の北側のアパートの壁に7センチほどの穴が開いていたほか、近くのダクトが変形しているのが見つかったということです。
警察は、破裂による被害かどうか確認を進めるとともに、砲弾が破裂した原因についても詳しく調べています。
現場は仙台空港から南西に2キロほどの工場や倉庫、住宅が密集する場所です。
-- NHK NEWS WEB