海外ファンドへの投資をかたって金をだまし取ったとして逮捕された、東京のコンサルティング会社の社長ら8人が、詐欺などの疑いで再逮捕されました。警視庁は、会社の事務所などから数億円の現金を押収していて、詳しい金の流れなどについて捜査しています。
再逮捕されたのは、東京のコンサルティング会社「FRich Quest」の社長、森野広太容疑者(38)と会社の従業員ら8人です。
警視庁によりますと、社長らは「海外のヘッジファンドに投資すれば、毎月4%の配当を受け取れる」などとかたり、東京や神奈川などの20代から40代の5人から、出資金の名目で合わせて4700万円をだまし取ったとして、詐欺などの疑いが持たれています。
警視庁は、8人の認否を明らかにしていません。
社長らは、20代から30代の若い世代を中心に、およそ200億円を集めていたとみられていますが、警視庁が会社の事務所などを捜索したところ、合わせて数億円の現金が見つかり押収していたことが、警視庁への取材で新たに分かりました。
また、集めた金のうち、およそ90億円は配当として客に配り、残りの一部は社長がマンションの購入費などに充てていたとみられるほか、数十億円については使途が分かっていないということです。
警視庁は、詳しい金の流れなどについて捜査しています。
-- NHK NEWS WEB