中国の企業が運営する動画共有アプリ、TikTokは、18歳未満を対象に、一日当たりのアプリの利用時間を60分に制限できる、新たな機能を導入すると発表しました。
TikTokは、1日、自社のホームページで、アプリを利用する若者向けの新たな機能について明らかにしました。
具体的には、今後数週間以内に、18歳未満の利用者のアカウントに、一日当たりの利用時間を60分に制限できる機能を追加します。
また、保護者が学校のスケジュールなどを考慮し、曜日によって子どもがアプリを使う時間を設定できる機能や、子どもがアプリの利用に費やした時間や、アプリを開いた回数を確認できる機能も追加します。
60分の限度を超えてアプリを利用する場合には、パスコードを入力する必要があります。
会社側は「アプリの利用時間の正しい長さなどについて、広く支持されている見解はないが、専門家から意見を聞いた」と説明しています。
TikTokをめぐっては、アメリカ議会下院の外交委員会が1日、国内での利用を禁止する法案を可決したばかりです。
今月23日には、運営会社のCEOが、アメリカ議会下院の公聴会で初めて証言する予定になっていて、公聴会を前に、アプリが若者に与える影響に対する懸念を軽減するねらいがあるとみられます。
-- NHK NEWS WEB