ベトナムで2日、臨時の国会が開かれ、党書記長に次ぐ序列2位で憲法上、国家元首に位置づけられている新たな国家主席にボー・バン・トゥオン共産党書記局常務が選ばれました。
ベトナムではことし1月、当時のフック国家主席が新型コロナウイルスの対応をめぐる汚職事件の責任をとって辞任し、後任の人事が進められていました。
新たな国家主席に選ばれたボー・バン・トゥオン共産党書記局常務は、16人いる共産党最高指導部の政治局員のうち最も若い52歳で、主に共産党内で要職を重ねてきた理論派とされています。
ベトナムでは、前任のフック国家主席が任期途中に異例の辞任をしたことを受け、投資を検討している外資系企業などから政治的混乱を懸念する声もあがっていました。
-- NHK NEWS WEB