3日の東京株式市場、アメリカの利上げ加速による景気減速への警戒感が和らいだことなどから、日経平均株価は400円以上値上がりし、ことしの最高値を更新しました。
▽日経平均株価の終値は、2日より428円60銭高い、2万7927円47銭。
▽東証株価指数=トピックスは、24.95上がって2019.52。
▽一日の出来高は、12億6864万株でした。
アメリカでは利上げ加速による景気減速への懸念が強まっていましたが、FRB高官が前回と同じ利上げ幅に賛成すると発言したことを受け、警戒感は和らぎました。
このため、3日の東京市場では幅広い銘柄に買い注文が出ました。
ただ、債券市場ではアメリカの長期金利が高止まりし、外国為替市場では円安傾向が続いていてアメリカの金融引き締めが長期化するという見方は根強くあります。
市場関係者からは株式市場は楽観的だという声も聞かれるなど、先行きへの見方が分かれているだけに、今後もFRB高官の発言や経済指標の結果に左右される神経質な取り引きが続きそうです。
-- NHK NEWS WEB