100円ショップの「ダイソー」で、高級ブランドのロゴマークが入った布が無断で販売され、神奈川県警察本部は、会社と仕入れを担当した女性社員を商標法違反の疑いで書類送検しました。
社員は「ロゴが入っていたが、仕入れ先から大丈夫だと言われ、それ以上確認しなかった」などと話しているということです。
書類送検されたのは、ダイソーを展開する「大創産業」と会社で仕入れを担当していた20代の女性社員です。
警察によりますと、去年7月川崎市や東京 北区のダイソーの店舗でイタリアの高級ブランド「フェンディ」のロゴマークが入った90センチ四方の布3枚を「はぎれ」として無断で販売したなどとして、商標法違反の疑いが持たれています。
川崎市の店舗で購入した客が、警察に相談して発覚したということです。
警察の調べに対して女性社員は、「ロゴマークが入っていたが、仕入れ先から大丈夫だと言われて、それ以上確認しなかった」などと話しているということです。
布は、「フェンディ」の商品を取り扱っていた業者が、検品で不合格とした非正規品とみられ、警察が詳しいいきさつを調べています。
書類送検されたことを受けて、大創産業は「お客様に多大なるご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。引き続き、捜査に全面的に協力するとともに、品質管理体制の強化に努め、再発防止に向けて万全を期して参ります」とコメントを発表しています。
-- NHK NEWS WEB