インドネシアの首都ジャカルタにある燃料の貯蔵施設で3日夜、火災が発生して住宅地にも燃え広がり、これまでに子どもを含む15人が死亡しました。
インドネシアのジャカルタ北部で、現地時間の3日午後8時すぎ、国営の石油会社の燃料貯蔵施設から火が出て、周辺の住宅地にも燃え広がりました。
地元メディアによりますと、これまでに子ども2人を含む少なくとも15人の死亡が確認されたほか、8人が行方不明になっているということです。
また、およそ50人がやけどをするなどして病院で手当てを受けています。
貯蔵施設の周辺は住宅が密集していて、3日夜はひどい異臭と火災によって人々がパニック状態となり、およそ640人が避難したということです。
石油会社の担当者はメディアの取材に対し、雨を伴う悪天候の中、パイプラインが壊れたうえ上、落雷が原因で引火した可能性があると説明しています。
この貯蔵施設は住宅地と隣接していることから、現地では安全性を懸念する声が以前から上がっていたということで、政府はこの企業に対し、早急な調査を指示しました。
-- NHK NEWS WEB