自動車やバイクを持つ人に加入が義務づけられている自賠責=自動車損害賠償責任保険の保険料が、1日からすべての車種の平均で6.9%引き下げられます。
自賠責保険は、交通事故の被害者や遺族を救済するため、自動車やバイクを持つ人に加入が義務づけられていて、収支の状況を基に毎年、国が保険料を決めています。
自賠責の保険料は、自動ブレーキなどの安全技術の普及で事故が減少し、保険金の支払いも減っていることから、1日の契約からすべての車種の平均で6.9%引き下げられます。保険料の引き下げは9年ぶりです。
自賠責保険を販売する損害保険会社によりますと、一般的な2年間の契約の場合、乗用車の保険料は、2010円値下がりして2万5830円に、軽自動車は、1300円下がって2万5070円となります。また、オートバイは、排気量が125CCを超えて250CC以下の車種が、2070円値下がりして1万2220円に。250CCを超える車種が、2120円下がって1万1520円となります。
損害保険各社は、任意の自動車保険も、来年から自動ブレーキを搭載した自動車を対象に、保険料を9%程度引き下げることにしていて、安全技術の進歩が、さらに保険料の値下げにつながるか注目されます。
-- NHK NEWS WEB