パリオリンピックの代表選考レース出場権をかけた東京マラソンが行われ、男子は25歳の山下一貴選手が2時間5分51秒の日本歴代3位の好タイムで日本選手トップの7位に入りました。
女子は、松田瑞生選手が2時間21分44秒で日本選手トップの6位でした。
パリオリンピックの代表選考レース、MGC=マラソングランドチャンピオンシップの出場権をかけた東京マラソンは、男女ともに日本記録を更新する速いペースでレースが進みました。
男子は、30キロでペースメーカーが外れたあと、山下選手や、前の日本記録保持者で東京オリンピック6位入賞の大迫傑選手、それに其田健也選手など4人の日本選手が先頭集団に残りました。
山下選手は一時、集団を引っ張る走りを見せましたが、40キロ手前で離され、山下選手と大迫選手が日本勢トップを争う展開となりました。
山下選手は粘りの走りで残り2キロ過ぎで抜けだし、2時間5分51秒の日本歴代3位の好タイムでフィニッシュし、日本選手トップの7位に入りました。
8位には、2時間5分59秒の日本歴代4位のタイムをマークした其田選手が入り、大迫選手は、2時間6分13秒で9位でした。
ただ、大迫選手は、日本陸上競技連盟が定めた条件を満たしたためMGCの出場権を獲得しました。
一方、東京オリンピック代表の中村匠吾選手は36位となり、この大会でのMGC出場権獲得はなりませんでした。
優勝はエチオピアのデソ・ゲルミサ選手で、タイムは2時間5分22秒でした。
一方、女子は松田選手が序盤から日本記録を更新するペースについていきましたが、終盤でペースが落ち、2時間21分44秒で日本勢トップの6位でした。
東京オリンピック8位入賞の一山麻緒選手は、2時間31分52秒で14位でした。
優勝は、ケニアのローズマリー・ワンジル選手で、タイムは2時間16分28秒でした。
-- NHK NEWS WEB