WBC=ワールド・ベースボール・クラシックのドミニカ共和国代表で、おととしの大リーグのホームラン王、ゲレーロJr.選手が、右ひざのけがのためWBC出場を辞退すると所属するブルージェイズが発表しました。
ゲレーロJr.選手は、3日のレイズとのオープン戦で1回にタイムリーヒットを打った際の走塁後にベンチに下がり、4日は右ひざの違和感のためオープン戦を欠場していました。
球団によりますと、検査の結果、右ひざに軽度の炎症が見られたということで、ブルージェイズのシュナイダー監督は4日、ゲレーロJr.選手がWBC出場を辞退すると明らかにしました。
ゲレーロJr.選手は大リーグを代表する強打者の1人で、おととし、ホームラン48本を打ってエンジェルスの大谷翔平選手との激しいホームラン王争いを制し、昨シーズンもホームラン32本を打ってファーストのゴールドグラブ賞を受賞しました。
ことしのオープン戦では、2試合連続でホームランを打つなどここまで順調に調整していました。
2013年のWBCで優勝したドミニカ共和国は、今大会、2大会ぶりの優勝を目指して、大リーグで活躍するトップ選手が集まっていて、アメリカの主要なブックメーカーでは優勝オッズが日本やアメリカをしのいで1番人気となっていますが、大会直前で主軸の1人を欠くことになりました。
-- NHK NEWS WEB