競泳の池江璃花子選手が大学卒業後の新たな所属先を発表し「人として成長し、世界で活躍できる選手になりたい」と抱負を語りました。
日本大学の4年生、池江選手は入学前に白血病と診断されておよそ10か月にわたって入院し闘病生活を送りましたが、競技復帰を果たして、おととしの東京オリンピックに出場するとともに勉学にも励み、この春、卒業します。
池江選手は6日都内で来月から大手タイヤメーカー『横浜ゴム』とパートナーシップ契約を結び、所属先とすることを発表しました。
初めて自分で選んだというスーツを着て会場に現れた池江選手は、広報室に配属されるということで、研修の講師から作法を学びながら初めての名刺交換に挑戦していました。
池江選手は所属先を選んだ理由について「私は再チャレンジになるが、世界のトップを目指すという気持ちが一緒だった」と説明しました。
そのうえで新社会人として「水泳がメインで活動することになると思うが、人として成長できるように頑張りたい。世界で活躍できる選手になりたい」と抱負を語りました。
来月には、ことし7月の世界選手権の代表選考を兼ねた日本選手権に出場する予定で「今はすごくいいトレーニングができている。今までは気持ち的にしんどかったが、調子も気持ちも上がってきている状態でワクワクして楽しみにしている」と意気込んでいました。
-- NHK NEWS WEB