水戸京成百貨店が従業員の勤務データを改ざんするなどして国の「雇用調整助成金」など合わせて3億円余りを不正に受給していた問題で、警察は7日午前、詐欺の疑いで百貨店と元幹部の自宅の捜索に入りました。
警察が詐欺の疑いで捜索に入ったのは、水戸市にある水戸京成百貨店と百貨店の元総務部長の自宅です。
水戸京成百貨店は、新型コロナの影響を受けた企業などに支給される国の「雇用調整助成金」など合わせて3億円余りを、去年8月までの2年4か月にわたって不正に受給していたことが、親会社などによる内部調査で明らかになっています。
内部調査によりますと、当時、取締役だった元総務部長の指示で従業員の勤務データを改ざんし、実際には出勤していたのに休業扱いにするなどして国に助成金を申請したとしています。
この問題をめぐって茨城県警察本部は7日午前、本社がある百貨店と元総務部長の自宅の捜索に入り、今後、押収した資料などをもとに不正受給の実態を詳しく調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB