再生可能エネルギーの事業などを手がける都内のコンサルティング会社の代表が、合同会社の口座で預かっていた資金4億2000万円を、債務の返済に充てるために不正に送金させたとして業務上横領の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。代表は弁護士を通じて「罪を犯したことはなく、今後とも無罪を主張する」などとコメントしています。
逮捕されたのは、東京 千代田区にあるコンサルティング会社「TRIBAY CAPITAL」の代表、三浦清志容疑者(43)です。
東京地検特捜部によりますと三浦代表は、都内の合同会社の口座で預かっていた4億2000万円の資金を、自分の会社の口座に不正に送金させたとして業務上横領の疑いが持たれています。
不正な送金は、会社の債務の返済などに充てる目的だった疑いがあるということです。
特捜部は、兵庫県で計画されていた太陽光発電の事業を手がけるために合同会社に出資していた別の会社から刑事告訴を受け、ことし1月、コンサルティング会社を捜索するなどして捜査を進めていました。
三浦代表は7日、弁護士を通じて「罪を犯したことは決してありません。今後とも無罪を主張してまいります」などとコメントしています。
三浦代表は国際政治学者の三浦瑠麗氏の夫で、瑠麗氏はみずからの会社のホームページで「一部報道におきまして、夫が逮捕されたという事実を知りました。引き続き、捜査に全面的に協力する所存です。家族として、夫を支えながら推移を見守りたいと思います」などとコメントしています。
-- NHK NEWS WEB