大手トラックメーカーのいすゞ自動車は、会社として初めてEV=電気自動車のトラックを発売することになりました。他の大手メーカーなどもEVを相次いで投入していて、商用車の分野でも電動化が加速しそうです。
いすゞが7日から発売するEVトラックは、主力の小型トラックをベースに開発されました。
バッテリーの容量を3種類から選べ、最大で170キロ程度走行することができ、ディーゼル車と同じように、用途に応じて仕様を変更できるということです。
担当エンジニアの高松勇太さんは「世界でカーボンニュートラルの潮流が強まる中、対応する車の第一弾としてEVを導入した。今後もEVや燃料電池車などあらゆる選択肢で脱炭素に対応していきたい」と話していました。
小型トラックの電動化をめぐっては、国が新車におけるハイブリッド車を含む電動車の販売比率を、2030年までに20%から30%にするという目標を掲げています。
こうした中、三菱ふそうトラック・バスがことし、小型トラックのEVをモデルチェンジするほか、日野自動車も去年、1回の充電で150キロ走行できるモデルを発売しています。
さらに、国内の新興メーカーが開発し中国で生産されたEVも投入されていて、商用車の分野でも電動化が加速しそうです。
-- NHK NEWS WEB