日本航空は、ことしの春闘で7000円のベースアップを実施すると回答しました。最も規模の大きい労働組合の要求額を1000円上回ります。
会社によりますと、10日までに開かれた春闘の労使交渉の場で、組合側に回答しました。
ベースアップは2019年以来、4年ぶりで、引き上げ額は過去30年で最も高い水準だということです。
ベースアップと定期昇給を合わせると、月額4.5%の賃上げになるとしています。
また、各地の空港で荷物の積み降ろしなどを行う空港スタッフについては、賃金体系そのものを見直して賃上げを図るとしています。
水際対策の緩和に伴って旅客需要が急速に回復する一方で、空港などの現場では人手不足が進んでいて、会社では、待遇面の改善によって人材の確保にもつなげたい考えです。
-- NHK NEWS WEB