職場環境の改善に向けて24時間営業を大規模に取りやめたファミリーレストラン最大手のすかいらーくグループで入社式が行われ、新入社員を前に谷真社長は、働き方改革を推進していく姿勢を強調しました。
「ガスト」や「ジョナサン」など全国で3000店のファミリーレストランを展開するすかいらーくグループの入社式が1日行われ、採用された191人が出席しました。
会社は、深刻化する人手不足に対応するには従業員の職場環境の改善が必要だとして、ことし、24時間営業の店舗の半数以上で深夜営業を短縮する方針です。
これを踏まえて、谷真社長は「よい仕事は、充実した家庭と生活があってこそで、ワークライフバランスが実現できるように全力で皆さんをバックアップし、働き方改革を推進していきたい」とあいさつしました。
ことしは、出店の加速に対応し労働環境を改善するため、採用数を5年前の4倍まで増やしていて、営業時間の短縮の方針を打ち出したことで、内定の辞退者数も例年より減ったということです。
新入社員の男性は「営業時間短縮はありがたい。短い時間で集中して、サービスの質を高めていくことで結果はついてくる。働くときと休むときのメリハリをよりしっかりとつけていきたい」と話していました。
新入社員は、マナーなどの研修を受けたあと、今月中旬に早速、店舗に配属されます。
-- NHK NEWS WEB