福島県の磐梯山で、東京から登山に来ていて、13日から寒さで動けなくなっていた親子2人が、14日朝、救助され、このうち59歳の母親の死亡が確認されました。
13日午後3時すぎ、福島県にある磐梯山の猪苗代町側で、東京から母親と登山に来ていた20代の女性から「寒さのため、下山途中で動けなくなった」と警察に通報がありました。
13日は天候が悪くヘリコプターが飛べなかったため、警察の救助隊が雪山を登って捜索したところ、午後8時半ごろに標高1550メートル付近で、身動きがとれなくなっている2人を見つけました。
2人は14日朝になって県のヘリコプターで会津若松市にある病院に運ばれ、警察によりますと、東京 新宿区の会社員、藤井麻子さん(59)の死亡が確認されました。
また、20代の娘は低体温症で手当てを受けています。
2人は冬山登山の装備をしていたということで、警察が当時の詳しい状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB