アメリカの銀行が相次いで経営破綻したことを受けて、リスクを避けようと比較的安全な資産とされる「金」を買う動きが強まり、大阪取引所で取り引きされている金の先物価格が14日、取り引き時間中の最高値を更新しました。
大阪取引所では「金」の先物への買い注文が広がり、取り引きの中心となる「来年2月もの」の価格が一時、1グラム当たり8185円をつけました。
去年4月に記録した8160円を上回り、取り引き時間中の最高値を更新しました。
市場関係者は「アメリカの銀行の相次ぐ経営破綻を受けて、リスクを回避しようと株式などを売って金を買う動きが出ている」と話しています。
また、大手貴金属会社「田中貴金属工業」が14日に発表した金の小売価格は、13日より50円高い、1グラム当たり9050円と、2日連続で最高値を更新しました。
-- NHK NEWS WEB