ことしの春闘は15日が集中回答日です。大手企業を中心に早期の決着や満額回答が相次ぎ賃上げの勢いが出ていますが、これが中小企業を含めてどこまで広がるのかや持続的な賃上げにつながるのかが焦点です。
ことしの春闘は15日、最大のヤマ場となる経営側からの集中回答日となります。
記録的な物価の上昇に見合う賃上げが大きな焦点となり大手企業を中心に異例の早期決着や労働組合の要求どおりの満額回答が相次いでいます。
このうち大手電機メーカーのパナソニックホールディングスは基本給を引き上げるベースアップ相当分として組合の要求どおり満額で回答する方針を決めました。月額7000円でこの10年間で最も高い水準です。
また三菱重工業はベースアップ相当分として組合の要求どおり月額1万4000円の賃上げを行う方針を固めました。満額での回答は49年ぶりです。
自動車業界ではトヨタ自動車は1回目の労使交渉で賃上げとボーナスについて3年連続で満額回答をしています。日産自動車とホンダも満額回答で決着しています。
航空業界でも日本航空と全日空が過去30年で最も高い水準となるベースアップの実施を決めています。
【各社の状況】
-- NHK NEWS WEB