ことしの春闘で、大手電機メーカーのパナソニックホールディングスは、基本給を引き上げるベースアップ相当分として組合の要求どおり満額で回答する方針を決めました。月額7000円で、この10年間で最も高い水準となります。
パナソニックホールディングスの労働組合は、ことしの春闘でベースアップ相当分として去年を4000円上回る月額7000円の賃上げなどを要求しています。
関係者によりますと、パナソニックは物価上昇への対応や社員の士気向上のためとして組合の要求どおり月額7000円の満額で15日に回答する方針を決めました。
去年は月額1500円で妥結しましたが、ことしはこの10年間で最も高い水準だということです。
電機メーカーの労働組合でつくる電機連合は、主要12社の交渉でベースアップ相当分として月額5000円以上を受け入れの最低水準とする方針を決めています。
-- NHK NEWS WEB