横浜市のみなとみらい地区の小学校の児童が自分たちで校歌を作り、収録を行いました。
大型マンションの建設で子どもの数が増え、10年の期限付きで開校した小学校で、これまでは、開校前にこの地区の児童が通った小学校の校歌を歌っていましたが、今、通う子どもたちみずからが独自の校歌を作った形です。
横浜市西区の「みなとみらい本町小学校」は大型マンションの建設に伴い、児童数が増えたため、5年前、みなとみらい地区唯一の小学校として10年間の期限付きで開校しました。
小学校は、自動車メーカーの本社や化粧品メーカーの研究所など、企業の最先端の施設が集まる一角にあり、学校全体で企業と連携したSDGsの教育に力を入れています。
期限付きの開校で、校歌は、開校前にこの地区の児童が通った小学校の校歌を歌っていましたが、今、通う5年生の児童たちがSDGsをテーマにした歌を作りたいと提案し、東京の音楽専門学校の協力を得て自分たちで校歌を作詞・作曲しました。
14日はその収録が行われ、5年生の児童およそ70人が自分たちで作った校歌を気持ちをこめて歌いました。
女子児童のひとりは「SDGsの考えを盛り込めたので、気付いてもらえたらうれしいです。小学校がなくなってしまうと寂しいですが、校歌が残せたので、広がっていってくれたらよいと思います」と話していました。
小正和彦校長は「SDGsの応援歌として広がってもらいたい」と話しています。
児童たちは収録した校歌を、今後、ホームページなどで発信する予定だということです。
-- NHK NEWS WEB