横浜市の塗装工事会社の代表が、架空の経費を計上するなどして、法人税およそ4900万円を脱税したとして東京国税局から告発されました。
告発されたのは、横浜市旭区の塗装工事会社「サンヨーテック」と、この会社の鎌田省一代表(59)です。
関係者によりますと、この会社は、住宅の外壁や横浜市などが発注する歩道橋の塗装工事などを請け負い、売り上げを伸ばしていますが、取引先に架空の請求書を発行させるなどの手口で所得を少なく見せかけた疑いがあるということです。
東京国税局査察部は、会社と代表がおととし7月期までの3年間におよそ1億9000万円の所得を隠し、およそ4900万円を脱税したとして、法人税法違反の疑いで横浜地方検察庁に告発しました。
不正に得た資金は、鎌田代表が投資目的の高級外車の購入費などに充てていたということです。
NHKの取材に対し、鎌田代表の代理人の弁護士は、東京国税局の調査を受けたことを認めたうえで、追徴課税などすべての納付を済ませたとしています。
-- NHK NEWS WEB