サウジアラビアは、国内の航空会社2社がアメリカの航空機メーカー、ボーイングから、最大で121機の787型機を購入する計画を明らかにしました。巨額の契約を通じて同盟関係にあるアメリカに配慮を示した形です。
サウジアラビアは、政府系ファンドが設立を発表した新たな国営航空会社「リヤド航空」と、すでにある国営航空会社「サウディア」が14日、アメリカのボーイングから787型機を大量購入することを明らかにしました。
追加調達の予約を含めて、2社で最大で121機を購入する計画です。
確定している契約分だけで370億ドル、およそ5兆円に上る見通しです。
サウジアラビアは石油依存からの脱却を目指して、2019年に観光ビザを解禁しており、高まる航空需要を捉えようと、首都リヤドに地域のハブ空港を建設する計画も明らかにしています。
-- NHK NEWS WEB