16日の東京外国為替市場では、アメリカの銀行の相次ぐ経営破綻やスイスの大手金融グループの経営悪化への懸念から、比較的安全な資産とされる円を買う動きが強まり、円相場は値上がりしています。
市場関係者は「スイスの大手金融グループクレディ・スイスの経営悪化への懸念から比較的安全な資産とされる円が買われ、1ドル=132円台まで円高が進んだ。クレディ・スイスが中央銀行から巨額の資金を調達すると発表されたことで円を売る動きもみられるが、市場の不安を完全に払拭(ふっしょく)するには至っていない」と話しています。
-- NHK NEWS WEB