16日のニューヨーク外国為替市場、円相場はヨーロッパ中央銀行の利上げの発表をきっかけにおよそ1か月ぶりに一時、1ドル=131円台まで値上がりしましたが、その後は1ドル=133円台まで値下がりするなど荒い値動きとなっています。
16日のニューヨーク外国為替市場ではヨーロッパ中央銀行の政策金利の発表をきっかけに、円相場は一時およそ1か月ぶりに1ドル=131円台まで値上がりしました。
金融市場に動揺が走るなかでもヨーロッパ中央銀行は0.5%の大幅な利上げを決めましたが、今後は利上げのペースが縮小するとの観測を背景に日米の金利差の縮小が意識されてドル売り円買いが進みました。
その後は経営悪化への懸念から株価が急落しているアメリカの銀行をほかの金融大手などが支援するとの報道をきっかけに、FRB=連邦準備制度理事会が利上げのペースを緩めるとの観測が後退しました。
このため、一転して日米の金利差の拡大が意識されて円売りドル買いが進んで、円相場は1ドル=133円台まで値下がりし、荒い値動きとなっています。
-- NHK NEWS WEB