週明けの20日の東京株式市場、クレディ・スイスの買収など市場の動揺を抑え込もうという対応が相次いで打ち出されましたが、日経平均株価は値下がりしました。
▽日経平均株価、20日の終値は先週末の終値より388円12銭安い、2万6945円67銭、
▽東証株価指数=トピックスは、30.12下がって1929.30、
▽一日の出来高は13億6028万株でした。
週明け20日の東京株式市場、経営不安にさらされていたクレディ・スイスの買収という大きな動きがあったにもかかわらず、日経平均株価は値下がりし、市場の不透明感は拭えませんでした。
取り引き開始前には、日米欧の6つの中央銀行が市場の動揺を抑え込むためドル資金の供給を拡充するという異例の協調行動に踏み切り、日経平均株価が値上がりする場面もありました。
しかし、市場の金融不安に対する懸念は強く、午後に入ると幅広い銘柄に売り注文が膨らむ全面安の展開になりました。
こうした中、焦点となっているのが21日から始まるアメリカ・FRBの金融政策を決める会合です。
インフレを抑え込むために続けられた急速な利上げが、アメリカの銀行の破綻のきっかけになったという指摘もある中、利上げを続けるのか、それともいったん見合わせるのか、市場はFRBの対応を緊張感をもってみています。
-- NHK NEWS WEB