太平洋戦争が終わる1年前に群馬県高崎市に整備された旧日本陸軍の飛行場の跡地について、群馬県と高崎市は、先端技術を持つ企業などが集まる地域として整備することになりました。
高崎市棟高町などに広がるおよそ160ヘクタールの土地は、太平洋戦争が終わる1年前の昭和19年8月に旧日本陸軍の「前橋飛行場」として整備され、終戦まで利用されていました。
終戦後、跡地は農地として活用され、現在は一部が住宅地になっていますが、県と高崎市は残るおよそ100ヘクタールの跡地について、先端技術を持つ企業や教育研究機関などが集積する地域として整備していくと発表しました。
今後、アメリカのIT企業の集積地「シリコンバレー」を超えるようなまちづくりを目指して基本計画を作り、2028年度から造成工事を始める方針だということです。
群馬県の山本一太知事は、記者会見で「DX=デジタルトランスフォーメーションや脱炭素の面でも世界に類のない近未来的な町にしていく」と話していました。
-- NHK NEWS WEB