22日午前、沖縄県の那覇空港の制限区域内でカッターナイフが見つかり、保安検査の手続きが一時停止しました。
この影響で、22日昼前になっても、検査場の前は出発を待つ人たちで長い列ができているほか、出発便を中心に大幅な遅れが出ています。
警察や国土交通省那覇空港事務所によりますと、22日午前9時すぎ、那覇空港の制限区域内でカッターナイフが見つかったということです。
このため空港の国内線では、午前9時20分すぎから保安検査の手続きを一時停止しました。
そして、カッターナイフを持ち込んだとみられる人物が見つからないため、制限区域内の搭乗客全員の保安検査をやり直しました。
航空会社によりますと、春休み中のこの時期は旅行や進学、就職などで空港の利用客は多くなっていて、航空会社のカウンターがある3階や検査場がある2階は一時、身動きがとれないほど混雑し、午前11時45分現在も、検査場の前は出発を待つ人たちで長い列ができています。
この影響で、全日空では出発便に2時間近くの遅れが出ているほか、日本航空も出発便に1時間半ほどの遅れが出ているということです。
那覇空港では去年4月にも制限区域内にある全日空のラウンジでカッターナイフが見つかり、およそ1時間半にわたって保安検査の手続きが停止しました。
-- NHK NEWS WEB