民放の人気特撮番組「帰ってきたウルトラマン」で主人公の郷秀樹役を演じた俳優の団時朗さんが、22日肺がんのため東京都内の病院で亡くなりました。74歳でした。
団時朗さんは、京都府出身で、1968年に化粧品メーカーのテレビコマーシャルでデビューしたあと、1971年に特撮番組「帰ってきたウルトラマン」でウルトラマンに変身して怪獣と戦う主人公の郷秀樹役を演じて人気を博しました。
1984年に舞台「ハムレット」に出演してからは舞台俳優としても活躍し、杉村春子さんや森光子さん、森繁久彌さんらと共演するなど数々の舞台に出演してきました。
その後もシリアスな役からコミカルな役までこなす確かな演技力で、多くのテレビドラマや映画に出演し、NHKでは大河ドラマ「軍師官兵衛」や連続テレビ小説「カーネーション」などのほか、去年BSプレミアムで放送されたドラマ「京都人の密かな愉しみ」にも出演していました。
所属事務所によりますと団さんは6年前に肺がんと診断され、治療を受けながら仕事を続けていましたが、去年末から体調が悪化し、22日、都内の病院で亡くなりました。
74歳でした。
-- NHK NEWS WEB