24日のヨーロッパの株式市場は、金融不安がくすぶる中、欧米の中央銀行が相次いで利上げに踏み切ったことで、銀行経営には厳しい環境が続くという見方から、銀行株に売り注文が膨らみ、各国の株価は値下がりしています。
ロンドンやパリ、フランクフルトなど、主要市場の株価指数は、日本時間の午後9時時点で、いずれも2%を超える下落となっています。
このうちドイツの金融最大手、ドイツ銀行の株価が一時10%以上と大幅に下落したほか、クレディ・スイスの買収を決めたUBSの株価も一時5%以上、下落しました。
市場関係者は「アメリカをはじめ、スイスやイギリスも相次いで利上げを決めたことから、景気が減速し、銀行の経営環境も厳しさが続くという見方から,
金融株を中心に売り注文が広がっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB