日本と中国の若者どうしの交流を深めようと、日本人留学生が多い中国・上海で、日中合同の成人式が行われました。
この催しは、日本の成人式を中国で開催し、若者どうしの交流を深めようと、日本人留学生が中心となって企画したもので、会場の上海のホテルには、両国の大学生ら２００人近くが集まりました。
成人式では日中の代表が誓いの言葉を述べ、日本側代表の大泊祐介さんは「日本と中国の同年代が集い、交流を深め、新しい出会いとなる特別な成人式だと思います」と述べました。
また、中国側代表の呉雨簫さんは「一人一人の新成人が、中日友好のために微力ながらも貢献すべきです」と述べ、若者どうしの交流を深めるべきだと強調していました。
日中合同の成人式は上海で５年前から毎年行われ、年々知名度も上がっていて、日中国交正常化から４５年の節目となることしは、両国の企業や団体がこれまでより多く後援しました。
中国では１８歳が成人で、日本の成人式のような行事はあまり一般的ではありませんが、参加した中国人の大学生は「厳かな儀式で、成人としての使命感を感じました」と話していました。
実行委員会代表の水本智恵さんは「日本の成人式を中国の人に理解してもらい、今後、人と人とが実際に交流するイベントがもっと増えてほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB
