和牛の輸出拡大につなげようと、兵庫県姫路市で海外のバイヤーが参加した競りが行われ、国内各地の高級ブランドの牛肉が次々と競り落とされました。
競りを行ったのは、姫路市にある和牛の輸出を手がける会社や全国の生産者で作る団体で、海外で和牛の人気が高まるなか、さらなる拡大につなげようと初めて開催しました。
会場には、兵庫県の神戸ビーフや滋賀県の近江牛など全国各地から高級ブランドの牛肉が100頭分集められ、アジアやヨーロッパなどから100人以上のバイヤーが参加しました。
バイヤーたちは冷蔵施設で出品された牛肉の品質を確かめたあと競りに臨み、目当ての肉が出てくると手元のボタンを操作して競り落としていきました。
香港から訪れたバイヤーは「和牛はおいしくてとても人気が高いので、いい肉を見極めて1頭でも多く買い付けたい」と話していました。
競りを主催した「和牛マスター輸出拡大コンソーシアム」の川久通隆事務局長は「和牛の魅力を知ってもらい輸出拡大を後押ししたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB