大手製薬メーカーの50代の日本人男性が中国国内で法律に違反したとして拘束されたことについて、松野官房長官は、政府としては中国側に早期解放を強く求めるとともに、面会の実施を申し入れるなど、できるかぎりの支援を行っていると説明しました。
中国・北京市内で、今月、50代の日本人男性が法律に違反した疑いで国家安全当局に拘束され、大手製薬メーカーのアステラス製薬は、拘束されたのは自社の社員であると明らかにしています。
松野官房長官は、27日午前の記者会見で、中国当局から大使館ルートで男性拘束の通報があったとした上で「政府としては、今回の拘束事案が判明して以降、中国側に対し、邦人の早期解放を強く求めてきている」と述べました。
また「邦人保護の観点から、中国側に対して領事面会の実施を強く申し入れるとともに関係者との連絡など、できる限りの支援を行っているところだ」と説明しました。
-- NHK NEWS WEB